希望が歪みを生むとき──本当の望みと幻想由来の欲の違い
希望が歪みを生むとき──本当の望みと幻想由来の欲の違い
「どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる」
──アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に
登場するキュゥべえの言葉です。
実はこの洞察は、
古くから多くの叡智に
語られてきました。
「自分の望みがわかるまで望んではならない」
シュタイナーも言っています。
望みと欲の区別
私たちはしばしば
「望むこと」と
「欲しがること」とを
混同してしまいます。
本当に奥からの望みなのか、
それとも満たされなさという
幻想から生まれた欲なのか──。
その区別がつかないとき、
人はなんでも欲しがり、
結果的に歪みを生み出してしまうのです。
幻想由来の希望は歪みを生む
「これを得れば
満たされるはずだ」という希望。
けれどそれは多くの場合、
欠乏感を埋めようとする
エゴの戦略にすぎません。
幻想由来の欲を叶えたとしても、
また次の不足がやってきて、
終わりのないループに
巻き込まれてしまいます。
奥から湧き上がる望み
一方で、奥から
自然に湧いてくる望みは違います。
それは超意識とつながった、
宇宙的な流れの一部として現れるもの。
「そうせずにはいられない」と
感じるほど自然で、しかも
他者や世界との調和を
壊すことなく広がっていきます。
歪みを超えて、本質の望みへ
人は区別がつかない間は、
どうしても幻想由来の欲を追いかけ、
歪みを生み続ける存在です。
けれど観照を通して
少しずつ「これは欲か、
それとも本当の望みか？」と
見分けられるようになったとき、
私たちはやっと、
本質的な人生の流れに
戻っていくことができます。
その試行錯誤を重ねることが、
ニュートラルに生きる
自分マスターの実践なのです。
──波動調整®︎で自分を超える、自分マスター講座にて。
