【怖がりほど怖そうに見える理由】感情を抑えて“鎧”になっていく心のしくみ
【怖がりほど怖そうに見える理由】感情を抑えて“鎧”になっていく心のしくみ
「なんか怖そうな人だな…」
そう感じた相手が、実は
とても繊細で優しい人だった。
そんな経験、ありませんか?
逆に、ずっと笑ってる人が
実は心の奥に深い寂しさを
抱えていた…ということも。
自分では気づくことのできない
「抑圧している感情」が
人にどんな印象を与えているのか、
自分自身にもどう影響しているのか、
自分マスターの視点で読み解きます。
目の前の誰かのことを
「怖そう」と感じるとき、
その人の“外側”を見ているようで、
実際は“内側”のエネルギーを
感じ取っていることが多いです。
例えば、
ゴキブリが怖いと感じるのは、
実はゴキブリ側も私たちを警戒し、
逃げようとしているのかもしれない。
クマも、突然出会った人間に
強い恐れを感じてるからこそ
攻撃することがあるといいます。
つまり、恐れは伝播するのです。
そしてこれは、人間同士でも同じ。
恐れている人の周囲には、
妙な緊張感が生まれます。
それが表情や声だったり、
視線や姿勢にも現れていて
「なんか怖そう…」
「近づきづらい…」
そんな印象になってしまうのです。
しかもやっかいなのは、
当の本人が自分の恐れに
まったく気づいていないこと。
「私は大丈夫」
「全然怖くない」
そう頭で思っていても、
奥底ではビクビクしていたり。
逆にそれを隠すために
強そうに振る舞ったり、
無表情になったり、
あるいは
ずっと笑顔でごまかしたり…。
不自然なほどの笑顔もまた、
その裏にある悲しみや寂しさ
恐れを隠す仮面のようなもの。
何もおかしくないのに笑ってしまう。
ほんとは泣きたいのに笑っている。
怒っていい場面で、ヘラヘラする。
そんな状態が続くと、
感情の回路が混線していき、
本来の自分とはつながれません。
自分の本音がわからない。
何をしたいのかも、
どう感じているのかも、
まったくピンとこない。
そんなふうになっている状態は、
「エゴ=役割の自分」が
主導権を握っているサインです。
でも、大丈夫です。
“在る”こと
=Beingに戻ってくれば、
自然と本来の感情も、
適切なタイミングで
安全に味わうことで
通り過ぎるようになる
自分マスター講座では
そのようにお伝えしています。
怒っても、泣いてもいい。
でも、それらの感情に
飲まれてしまうことなく、
「ああ、今、私は
怒っているんだな」
それをただ、観てあげられる。
それこそが観照の始まりであり、
抑圧でも演技でもない自分と
つながる生き方のはじまりです。
怖がりな人が
“怖そうに見えてしまう”
その構造が分かったとき、
他人のことも、自分のことも、
あるがままに、ただやさしく
見つめられるようになれます。
怖がりを責める必要も、
笑顔をやめる必要もありません。
「本当の自分に戻りたい」
「仮面の自分をやめたい」
そう感じているなら、
エゴを超えるための実践を、
ここから始めてみませんか?
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