結果を急ぐほど、今を失う──「コツコツできない人」が見落としている本質

結果を急ぐほど、今を失う──「コツコツできない人」が見落としている本質

手っ取り早く結果を出したい。できれば楽して、早く、確実に。
多くの人がそう思います。
でも、それこそが“苦しみの種”になっているとしたら──?

損大利小のメカニズム

行動ファイナンスの世界では、人は「利益は早く確定したい」「損失は先延ばしにしたい」という心理に突き動かされることが知られています。
つまり、感情で動く生き物なんです。

私も昔、学生のころにカジノでディーラーをしていた時、そんな人たちをたくさん見てきました。
そして思ったのです。「こうはなるまい」と。

でも、気づけばどこかで“一攫千金”を夢見てしまう。
ああ、それは犠牲者マインド。だから私は、コツコツを選ぶことにしました。

コツコツできる人は「今ここ」にいる人

手っ取り早く結果を出したい人は、8割どころじゃないでしょう。
でも、コツコツと目の前のことに取り組める人は、今ここに軸足を置けている人だけなんです。

未来の成功のために、過去のデータや失敗の記憶を元に反応的に動く。
それが現代人のデフォルト。もはや機械と変わらない。

「今ここ」に在るとはどういうことか

今ここに在るとは、過去の記憶や未来の不安に引っ張られずに、“ただ起きていること”と出会っている状態。
それは、未知に開くことでもあります。

結果をコントロールしようとせず、損得を基準にせず、一瞬一瞬を観照する。
そこから初めて、本当のクリエーション(創造)が生まれます。

「コツコツ」は、意識の修行

コツコツやるというのは、努力とか忍耐の話ではありません。
“意識を今ここに戻す練習”なのです。

私たちは放っておくと、すぐに過去や未来へと意識を飛ばしてしまう。
だからこそ、コツコツと、今の一呼吸、今の一動作、今の一仕事に意識を戻す。

これを繰り返すことで、人間機械から、目覚めた創造者へと変わっていくのです。

自分マスター®︎講座で体験する「今ここ」の生き方

自分マスター®︎講座では、この“今ここに在る”ということを、単なるスピリチュアルな言葉ではなく、体感として掴みます。

身体・思考・感情の3センターを通して、過去や未来の反応的パターンを観照し、「コツコツ=Beingの実践」へと変えていく。

そうすると、結果を焦る必要がなくなり、自然と望みが叶っていく流れが見えてくるのです。

結びに

結果を追いかけているうちは、結果に縛られたまま。
でも、今ここに在って、一瞬一瞬を丁寧に生きるとき、人生そのものが報酬に変わります。

焦らず、コツコツ。それが最短の道なんです。