恐れと危険は別のもの──思考の中の虎に支配されない生き方
「虎が目の前にいる」ときと、
「虎が出てきたらどうしよう」と思って過ごしているとき。
この2つは、まったく違う状態です。
多くの人は“現実の危険”ではなく、
“頭の中の恐れ”に振り回されています。
でも、その恐れのほとんどは、現実には存在していません。
危険は現実、恐れは思考
本当に目の前に虎がいたら、身体は瞬時に反応します。
心臓が早くなり、筋肉が緊張し、逃げるか戦うかの準備を始めます。
それが「危険」に対する自然な反応です。
でも、「虎が出てきたらどうしよう?」と考えているとき、
あなたの身体は“現実には存在しない虎”に反応しています。
つまり、思考が作り出した恐れに支配されているのです。
恐れは想像の中にしか存在しない
恐れの多くは「まだ起きていないこと」に対して感じています。
過去の記憶をもとにした想像、未来への予測や不安。
それらは“今ここ”には存在していません。
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