エコノミックアニマルとして飼い慣らされる私たち──「損得」で動く前に気づきたい盲点
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エコノミックアニマルとして飼い慣らされる私たち──「損得」で動く前に気づきたい盲点
「エコノミックアニマル」という言葉、
本当によく言ったものだなと思います。
損か得か。
安いか高いか。
いくら戻ってくるか。
私たちは気づかないうちに、
金額や条件で行動をコントロールされるように、
完全に“飼い慣らされて”きました。
割引。
ポイントアップ。
今ならもう一個。
登録すると2万円。
キャッシュバック。
こうした言葉に反応して選択している人、
どれくらいいるんでしょうね。
……というより、
逆に、まったく影響を受けていない人って、いるのかな?
私も含めて…
■ 「どうせ同じなら安い方」という思考の落とし穴
「どうせ同じなら、安い方を選ぶだけ」
一見、合理的で賢い判断に見えます。
でも、気づかないうちに、
“安い方しか選べなくなるマインド”
に調教されていたとしたらどうでしょう。
選んでいるつもりで、
実は選ばされている。
そのことに、
どれだけの人が気づいているんだろうな、と思うわけです。
■ 私がPayPayを作りたくなかった理由
実は私、
そういう「人参をぶら下げて行動を誘導する仕組み」が
どうにも苦手で、PayPayのようなものを作らずにいました。
でも、どうしても作らざるを得ない事情があって、
結果的に残高ができて、ちょこちょこ使うようになったんですね。
すると……
目に入るんですよ。
「30%ポイントバック!」とかが。
その瞬間、
「あ、いかんいかん。やられておる!」
と我に返りました(笑)。
■ 応援したい場所に、エネルギーを流す
我に返って、やっぱり、
顔なじみのお店や個人でやっているお店では、
基本的に現金で支払うようにしています。
だって、そのほうが
そのお店にとっての応援になる
と思うから。
大手や多店舗展開しているところでは
クレジットカードを使うこともあります。
でも、オーナーシェフのお店や、
リアルな関係性がある人のお店では、
金額や便利さ、ポイントがつくつかないで選びたくない。
ネットで買ったほうが安くても、
応援したい人がいるなら、
そちらで買いたい。
価格で選ぶか、
関係性で選ぶか。
そこにも、
自分がどこから行動しているか
がはっきり現れます。
■ 人参で動く大衆と、集合的エゴ
世の中を見渡すと、
とにかく人参をぶら下げて、
大衆を動かし、
時勢や世論、集合意識を操作している構造が見えてきます。
誰がやっているのか?
たぶん、
それ自体も人間の集合的なエゴ
なんでしょうね。
自分の本当の望みを忘れて、
目先の人参に反応する。
無意識に、無自覚に、機械的に。
そして、その選択を
もっともらしい理屈で正当化する。
私たち自身が“人間機械”になってしまっている状況です。
■ エゴに乗っ取られるか、自分に還るか
これからの時代、
エゴに乗っ取られるか、
エゴを削ぎ落として自分に還るか。
その選択が、
ますますシビアに問われていく気がしています。
■ お金はエネルギー。囚われると不自由になる
ここ数年の体験から、
私が実感していることがあります。
お金に囚われると、
お金によって不自由になる。
そして、
望みを生きられなくなる。
お金は、ただのエネルギー。
表層の数字や条件に囚われると、
足元をすくわれます。
大事なのは、
エネルギーがスムーズに循環しているかどうか。
■ エネルギーは、源から来ているか?
エネルギーが出ようとしているのに、
「お金が……」
と堰き止めてしまうと、
そこにスタックが起こります。
ただし、ここで重要なのは、
そのエネルギーが“源から来ているかどうか”。
「したいことをしているはずなのに、
なぜか回らない」
そんなときは、
その“したいこと”自体がブラフの可能性もあります。
何かを誤魔化すために、
依存的な行動にエネルギーを注いでいれば、
いずれ破綻するのは分かりやすいですよね。
■ 盲点に気づくということ
結局のところ、
とことんやってみれば分かる
という側面もあります。
でも、もし
「なぜ私はこの選択をしているんだろう?」
「この言動の動機はどこから来ているんだろう?」
そうした問いを、
安全に、深く、観る場
があったとしたら。
それが、自分マスターゼミです。
■ 【自分マスターゼミ動画11】盲点に気づく内省、言動の動機に気づく
このゼミでは、
- 無意識に選ばされているポイント
- エゴが介入してくる瞬間
- 言動の奥にある本当の動機
こうした“盲点”を、
ジャッジなしで観ていきます。
損得で動くエコノミックアニマルとして生きるのか、
本当の望みから選択するのか。
その分かれ道に立っている人に、
ぜひ観てほしい内容です。













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