「幸運になる習慣」「成功する考え方」の前に──在り方は“やること”では変えられない

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「幸運な人の習慣」
「愛される人の考え方」
「成功する人のマインドセット」

SNSを眺めていると、こういう言葉を本当によく見かけますよね。

でも、見ていていつも思うんです。

習慣や考え方やマインドセットが“原因”で、そうなるわけじゃないよなぁって。

■ 先にあるのは「在り方」

「これをやったから幸運になった」
「この考え方を身につけたから成功した」

そう見えることはあるけれど、順番が逆なんですよね。

先に在り方がある。
そこから考え方や行動が生まれてくる。

在り方が変わった結果として、
考え方が変わり、行動が変わり、
その延長線上に現象が現れているだけ。

もちろん、考え方や行動を変えることで、
何かしら得られるものはあるかもしれません。

でもそれって、
一時的なものだったり、条件付きだったり、
気づけばまた失ってしまうようなものだったりします。

なぜなら、在り方が変わっていないから。

この話をすると、よく聞かれるのがこの質問。

「じゃあ、どうすればいいんですか？」

でもね、ここがポイントで。

“すること”では、在り方は変えられないんです。

在り方を変えようとして、
さらに何かを足そうとする。

新しいメソッド、新しい習慣、新しい考え方。

でも、多くの場合それは逆で、

余計にしていることをやめることの方が、ずっと大事。

にもかかわらず、多くの人は「やり方」に執着して、
どんどん何かを重ねてしまいます。

その結果、奥にある本当の「私」が、
見えなくなってしまうんですよね。

ここで一度、立ち止まって観てみるといいと思うんです。

本当の本当に「私」には、

それらが、本当に必要なんだろうか？

「なろう」としなくても、
「得よう」としなくても、
すでに在るものはないだろうか？

在り方は、頑張って作るものではなくて、

余計なものをやめて、
観ていくうちに、自然とあらわれてくるもの。

幸運も、愛も、成功も、
追いかけた結果として得るものではなく、

在り方が整った結果として、
ただ起きているだけなのかもしれません。

某SNSを眺めながら、
そんなことを徒然なるままに感じたのでした。

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