その「現実」、本当にあなたのもの?──脳内プラネタリウムを脱出するヒント
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「美味しいコーヒーが出来上がりました」とAIが言う世界
先日、セブンでアイスラテを買ったときのこと。
マシンの画面にこう表示されました。
「美味しいコーヒーが出来上がりました。」
……いや、美味しいかどうかは私が決めるでしょ!って、思わずツッコミたくなりました(笑)
でも、それをきっかけに改めて感じたんです。
誰かが定義した「美味しい」を鵜呑みにしているうちに、自分の“本当”が侵食されていく──って。
知識や情報が、現実の体験をすり替えていく
「売れ筋」「人気」「おすすめ」……
こういった言葉の裏には、「誰かが売りたいもの」があり、それを多くの人が“現実”として受け取る構造があります。
わたしが昔、SoftBankショップでバイトしていたときも実感しました。
売れてる商品は、本当に欲されてるんじゃなくて、「売りたいもの」だった。
それはマーケティングの世界だけじゃなく、社会全体の仕組みとして浸透してる。
体制に従順な人も、アンチな人も、
実は同じように「自分ではないもの」の影響で、自分の現実が見えなくなっている。
わたしたちは、自分の脳内にプラネタリウムを投影している
セブンのコーヒーの話からこんなことを考えていたとき、
ある夢を見ました。
昔の職場やバイト仲間が登場するリアルな夢。
「ああ、いたいたこんな人」
「なんか仕事の処理の仕方が気持ち悪いな……」
その夢を見ながら、これはただの記憶ではなく、“今の自分のフィクション”でもあるなと気づきました。
わたしたちは、現実を見ているつもりで、脳内で作り上げた映像を見ていることが本当に多い。
それはもはや、妄想という名の「脳内プラネタリウム」。
その“脳内の星空”が、あなたの人生を動かしている
例えば「私ってこういう人間だから」と自分を定義したり、
「〇〇として認められたい」と肩書きにこだわったり。
それ自体が悪いわけじゃないけれど、
それが本当の“わたし”だと信じ込んでしまうと、人生のハンドルはどこかに預けられてしまいます。
そして、過去の記憶や外からの情報が自動的に再生されて、
フィクションがノンフィクションとして人生に映し出されていく。
AI時代のリアルをどう生きる?
これからますます、AIが知識や情報を「正解」として提示してくる時代になっていきます。
「この商品はあなたに最適です」
「この食べ物は健康に良いです」
「この考え方が幸せになります」
そんな声に囲まれる中で、本当の「わたしの声」を聴きとれるか?
それが問われているのだと思います。
脳内プラネタリウムから抜け出したい人へ
このテーマについて、自分マスターゼミ動画「現実と妄想/脳内プラネタリウム」で、詳しく解説しています。
「これは妄想?それとも現実?」
その見分けがつかないまま、自分の人生を他者に明け渡してしまう人が本当に多い。
でも、気づけば戻れるスペースがある。
観照とニュートラルを取り戻すヒント、たっぷり詰め込みました。
で、結局セブンのラテは美味しかったの?
うん、それなりに美味しかったです(笑)
AI時代に本質を生きることを探究したこちらの動画もぜひ!
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